#2 春と薬膳

薬膳

まず見てね

中医薬膳師を目指し途中での自身の勉強をまとめています。
ニュアンスが間違えている箇所などもあるかと思いますので、参考までに。

春は
陰陽では「陰消陽長」 (陰気が弱くなり、陽気が強くなる)となり、
陽気が強くなるため植物は芽吹き新緑や花が鮮やかになり、動物は目覚めて、外に出ていくようになります。
五臓のうち肝の機能が盛んになるため、興奮状態を招きやすくなるので、おおらかな気持ちで、楽しく愉快に過ごしましょう。

邪気:風邪(ふうじゃ)

 ・陽に属する。軽くよく飛び、発散する。体の上半身を傷めやすい。
 ・『善行』=症状が非固定性。邪気が移動する。
 ・『数変』=病気の変化が速い。悪化する。
 ・『百病之長』といわれ、一年を通してあらわれ、他の邪気と一緒に侵入する。

五臓:肝

 ・疏泄(そせつ)を主(つかさど)る
 ・血(けつ)を蔵す(ぞう)
 ・筋(すじ)を主(つかさど)る
 ・肝(かん)は目(め)に開竅(かいきょう)し、その華(はな)はつめにある
大事な作用は「疏泄」と「蔵血」

五味:酸味

 ・収斂作用(引き締める働き。例えば、尿漏れや多汗を抑えること)
 ・固渋作用(漏れ出るのを防ぐ働き。)
若い人、体が丈夫な人、高血圧や怒りっぽい人は多めに摂ってもよいが、
冷え性の人や体質が弱い人は控えるべき。

薬膳処方

「辛温発散」
「養血補肝」
「調和肝脾」

春は陽気を育てて生長させる季節であり、肝の疏泄が盛んになる季節のため、
温性で辛味・甘味のある食材を摂ると良い。
肝の疏泄を主る働きは脾の消化吸収を促進させる作用があるので、春は肝だけでなく脾を養うことも大事。

薬膳食材・中薬

「辛温発散」 ねぎ、しょうが、みつば/紫蘇
「辛涼発散」 くず粉/菊花、ハッカ、葛根
「清熱瀉火解毒」 白菜、トマト、きゅうり、豆腐、茶/蒲公英、山梔子(クチナシ)
「補気健脾(益気養血補肝)」 うるち米、とうもろこし、かぼちゃ、大豆/大棗、竜眼肉、当帰、芍薬
「滋陰清熱/補血」 豚肉、卵、牛乳/枸杞子

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