*2 橿原神宮の特別参拝へ行ってきた

せんとくん
まぼろしびと
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修復された本殿と修理中の柳本御殿が見れた!

◎橿原神宮(柳本陣屋御殿)橿原神宮をもっと知りたい方はこちら

橿原神宮前駅から徒歩10分

2023.4.8にまほろば館で橿原神宮「文華殿(ぶんかでん)」―織田有楽斎と重要文化財 織田家 柳本陣屋御殿―というテーマで行われたセミナーに行ってきました。

友達が橿原神宮近くに住んでいることもあって興味があったのですが、聞いてみると織田有楽斎にも関係があって面白かったです。

春の特別参拝と重要文化財 織田家 柳本陣屋御殿「文華殿」特別公開が2023.4.22〜23と4.29〜5.7で行われることの宣伝講義でしたね(笑)

まず、橿原神宮の権禰宜さんから歴史などを教えていただきました。

御祭神が神武天皇だったのですね。あと、奥様の媛蹈五十鈴媛皇后です。
御神徳は「開運延寿」(神武天皇が日向から奈良に困難を乗り越えてこられたため)
天業恢弘・世界平和も祈り続けておられます。

創建は明治23年(1890年)です。
新しい神社だなって思っていたので、こんなに由緒正しいとは思っておらず。無礼なやつでした。

その後どんどん拡張され、いまは甲子園球場約13個分(甲子園ってところが関西ですね)だそうです。

また、境内に「文華殿」があります。

旧織田屋形 大書院及び玄関です。織田家柳本陣屋御殿です。
織田家といえば、そう!織田信長ですね。
信長の弟の長益(のちの有楽斎)の五男・尚長が陣屋を構築。

歴史としては、
1830年に焼失してしまったのを1844年に再建しており、その建物が残っています。
明治維新後、大書院と玄関部分が柳本村民に払い下げられ、1877年に小学校の校舎になっています。
御殿が小学校て素敵だなと思います。
1966年に移築されます。

城郭御殿は残存わずかで、京都の二条城二の丸御殿、川越城本丸御殿など。
川越城はさらっと見て回ってしまったが、、大変なものだったのか。

講義がおわり、むずむず……

あれ?これは、行くしかない??

ということで、急遽2週間後に日帰り奈良の旅です。

朝に橿原神宮について、まず受付場所の確認…と思っていたら、まぁまぁ並んでいる
朝ごはんを食べてから、特別参拝へと思っていたが、なんだか時間が読めなさそう……
もう、朝ごはんはいいや!並んでしまおう!ということで、そのまま9時の一番最初の回に並びました。
初回は人数がちょっと多かったですが、一番はじめに特別参拝を受けるのも良いなと思いました。

まず、内拝殿へ。

晴れていたこともあり、広い空間に立派な拝殿と山々。清々しい気持ちになります。これだけでも来てよかった……と思える空間。
参拝させていただき、お話を聞きます。

奥には本殿がありますが、
外拝殿からだと見えない。という……

有り難い!

1889年に神武天皇を慕い、創建の請願が起こったことに明治天皇が大変お喜びになられ、京都御所の内侍所を本殿に、神嘉殿を拝殿として下賜され移築されたものです。本殿は重要文化財です。
2015年改修を行っており、綺羅びやか。
当初のお姿を拝めます。

現在の橿原神宮の中でも茅葺きなのは本殿と神楽殿のみ。茅葺きってやはり重さが違いますね。でも茅葺きの維持ってすごく大変ですよね。だこらこその重さでしょうが……

できるだけ長く本殿を目に焼き付けて……

次には、柳本陣屋御殿へ向かいます。

その道中、深田池は推古朝からあった溜池だったそうです。こんなところで奈良さが出るという……1400年前を体感。

そして、橿原一帯は地盤に水が多いとのことで、鳥居はいまは金属で下の部分は覆われていて木が腐りにくくなっているそう。鳥居の上部は昔ながらの台湾の木。下の部分はカナダからの木だそうです。

柳本御殿は、現在修理工事中。
ヘルメットを被って中を巡ります。

現在は全体を上げて基礎を補強しているところです。土のままだと一部が沈んで、建物が傾いてしまうそうです。
建物の床下に入ること自体珍しいことですよね。
そういえば、床下にはいたけど床はなかったな。天井見ました。

柳本陣屋御殿軒下

↑軒下の・・・天井近くになるので、工事中でないとこんな間近では見られないところ。綺麗に掘ってありますね。

柳本陣屋御殿 下段~中段~上段

下段~上段までの天井の違いが見られます。
手前が下段で格天井。真ん中が中段で折上格天井。上段は折上小組格天井。
その間には豪華に丸彫りの欄間が設置されていました。
宝物殿で身近に見られましたが、一枚の木をあんな立体的に彫って、表裏で模様が違うというすごさ。あと極彩色がほんと綺麗ですね。

柳本陣屋御殿 中段~上段

中段と上段の天井の違い。上段は格式高いことがよく見えます。
御殿ですね。主が上段におられたのでしょうね。

石あるあるですが、礎石に石室が使われているところもあったり。
貝ボタンの型抜き断片が見つかったり。

工事は2026年1月まで続く予定。
この総事業費は10億。そしてそのうち3~4億は橿原神宮がもつそうです。
つまり、、、みんな参拝しにきてね!ってことだそうです(笑)
年に1回程度はこの特別参拝をする予定とのことなので、ぜひ訪れてみてくださいね!!


私と奈良。

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