*5 飛鳥・藤原まるごと博物館検定を受けてみた

せんとくん

第一回飛鳥・藤原まるごと博物館検定が令和5年2月10日に開催されました!

名前だけみると、「博物館」の検定だとおもってしまいますが、
飛鳥・藤原地域には重要な遺跡、貴重な絵画や石造物、著名な地形や地名などが数多く残されており、この地域全体が博物館といえる。ということで、飛鳥・藤原地域はまるごと博物館だよ。検定です。

受験概要は
内容:飛鳥・藤原の文化観光資源及びその歴史的背景などについて基本的な知識レベル
出題形式:マークシート方式 70問以内 うち 公開特別テーマ「高松塚古墳」 7問
合格基準:60%以上

勉強していくにつれ、奥深さと公式テキストの詳細さに圧倒されましたが、
その勉強して行って見てみたいところがたくさんできました。まだまだほんの一部しか知らなかったことに気づかされました。
歴史も思っていたよりずっと国際交流が盛んです。国際交流というか全力で外国の方の力を借りて、最後には国風化する。という日本人らしさがよく見えます。
飛鳥・藤原まるごと博物館検定を通して、明日香を好きになる方が増えたらいいなぁと思います。

私の勉強記録とともに。
2023年11月29日
この検定には公式テキストがあります。
なにごとも試験の基本は過去問と問題集。ということで、購入を決める。
飛鳥が地元の友だちは本屋さんで売っていたようだが、横浜にはないようだ。
ということで、通販で購入しました。

どんなテキストかなって思ったら。。
めちゃめちゃ文字多し!です。
一応、最初から読んでいきました。通勤中に。
しかし、川がどこからきてどこで混じって、、、というかなり細かい情報。
問題とかあるのかと思いきや、すべて情報です。
まじか。

12月3日
古墳は好きなので、情報をまとめようと思う。
ノートに古墳の被葬者、形など特徴的なことをまとめる。
が、まとめるにも時間がかかってしまう。
これは先が長過ぎると途方にくれる。
絶対終わらない。

12月5日
薬膳の卒業レポートと並行することになり、パニック。
もう飛鳥に直接行って感じることはできないので、知識の補完としてYouTubeで飛鳥関連を探す。が、あまりない。
私が見ていたのは、史跡を見て感じたかったので史跡を巡っているものだったり、古墳を巡ってるもの。通勤中とかお風呂とかちょっとした時間には見てました。
知らないところがたくさんありました。
YouTubeに関していうと、明日香村の公式チャンネルの迷走ぶりに困惑します……誰向けなのだろう。更新もないし……

あとはまとめるのをやめ、禁断ですが公式のキーワードになりそうなところは◯で囲んで強調しました。
あとからぱっとみて、単語が入ってくればいい状態。
勉強において、ラインを引くなどしてちゃいけないのですが……

あとなんといっても過去問ですね。
一応、過去に開催されていた飛鳥学冠位叙任試験の初級と同じ程度の難易度と書かれていたので、全部印刷して解きました。
いや、難しいんですけど。
知らないことがたくさんあって面白いのですが、楽しんでいる余裕がないほど切羽詰まっています。
とにかく知らない問題はその関連事項を公式テキストで読んだり、調べて書き込んだりしました。
あとは復習。
時間があるときには、公式テキストの興味ある部分を読んだりしていました。
もはや全部を読み切る時間はない。

1月13日
明日香村に関しての講演を聞きに行く。
四神や12神将について中国の遺跡との比較だったり、明日香村に残る外国人の生活あとなどの内容。
壁画好きな私にとっては思っていた内容とは違ったが、明日香の新たな一面を見ることとなった。
全然知識がなかったので、講演内容は聞いているだけで精一杯でした。復習必要。

1月17日
薬膳の卒業レポートをとりあえず出せたので、こちらの試験に力を入れていく。
が、本はもう読みきれないので過去問メインで解いていっている。

1月20日
なんと。
恭仁京の発掘体験をするはずが雨で中止に。。
ただ京都には行く手筈は整えてしまったので、そのまま関西入り。
朝に東寺(京都)、昼ごろに芥川山城(大阪)、午後は飛鳥という、1日で三都物語です。豪華。
飛鳥はキトラ古墳の四神の館に行って再度壁画など見直し。あぁ、もっと早く中止とわかっていれば壁画見学したのに。
ほんと盗掘穴ちっちゃいなぁ。私は少し小さめだけど、私もギリギリっぽいもんなぁと改めて実感。このおかげで朱雀は残ったのですこしの感謝。
1月13日の講義で聞いた檜隈寺も寄ってみました。だいぶ暗かったのであまり詳しくは見れませんでしたが、瓦積基壇跡は多分見えないんですよね?
ほぼ真っ暗の中、高松塚古墳にも寄り。グーグルせんせいに連れられ行ったことない道だったので、迷子。
夜の古墳怖いし、迷子…笑
無事友達に捕獲され、助け出されました。
夜の明日香村はちょっと注意ですね。

2月8日
1日休みがあったので、朝から夜まで10時間。受験勉強より勉強した密な1日。
過去問のやり直しと地図で場所を見直しました。
過去問については、満点取れるくらいには見直せました。ちょっと迷う部分もありますが。
土地感がないので、飛鳥に行って体感したいなぁと思います。
ちなみに私のお気に入りワードは「狂心渠」と書いて、「たぶれこころのみぞ」です。

前日
夜行バスにて奈良入り予定のため、勉強らしい勉強はあまりできず。
『古墳と壁画の考古学』の高松塚古墳のところを読み直したり、ネットで高松塚古墳壁画の保存過程があったので、読んでました。

当日
会場が東生駒の帝塚山大学だったので、東生駒駅のマクドナルドに開店と同時の7時にいきました。
偶然隣に座った方が検定の会場ボランティアの方で、いろいろお話伺いました。お世話になりました。
300人程度受験されるそうです。
勉強については過去問はさらっと。
あとは公式テキストの興味あるとこを読みかえしてみたり。
万葉集の話が多いので、そのあたりを重点的に読み返しました。
徒歩で会場へ。20分くらいでしょうか。すこし山ですね。
さすがにバスで来られた方が多かったようです。

試験は開始から30分過ぎれば退出可能です。
30分過ぎるとちらほら退出が、、、みなさんには簡単だったのですね。
私は前で受験している友達の終わりを待ちながらも、もう見返しても思い出せない。となってきょろきょろしてカンニングに間違われそうになったため開始1時間くらいで退出。
退出後は高松塚古墳の星の線の色で頭はいっぱいでした。間違った気がする、、高松塚古墳問題はおとしちゃいけないのに。。という後悔でもやもやして、いていてもたってもいられずまた徒歩で駅まで帰りました。

ちなみに試験後の午後は飛鳥に行き、キトラ古墳壁画を見てきました。
試験前に見たかった、、けど、その後現代の参宿(しんしゅく)も見て、キトラ古墳の被葬者や作った方々もこの星を見ていたのかななんて思いを馳せてました。ちなみに参宿はオリオン座のことです。

翌日
夜にしぶしぶ自己採点。
はっきりと書いていないところ(解答が公式テキストにみつけれなかった)もありながら、ドキドキ採点。
なんとか合格していそう?

3月15日
封書で結果が届きました。
地元の友達は3月14日で届いたようです。
55点取れていました。そして合格
証書って大きいのを想像していましたが、カード型でした。そして特典付き。
よかったです!

今後は今回の知識と来年には中級受験が待っているのでさらなる知識をつけるため、明日香めぐっていきたいと思います!

何回も辞書のようにテキストを使うことになり、

そしてこの内容であったら、これから先の検定を受けるときにもかなり使うことになるだろうと思って、インデックスつけました笑

しかもちゃんとフィルムあるタイプのインデックスです。

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