#5 秋と薬膳

薬膳

まずみてね

中医薬膳師を目指し途中での自身の勉強をまとめています。
ニュアンスが間違えている箇所などもあるかと思いますので、参考までに。

秋は
陰陽では「陽消陰長」(陽気が弱くなり、陰気が強くなる)となり、
冬を越える準備に入ります。
秋の前半は夏の暑熱が残っているので「温燥」、後半は冬の寒気が加わり「涼燥」となります。
五臓では肺の機能が盛んになるため、呼吸器系のトラブルが起こりやすくなります。物悲しさや淋しさを感じやすくなるので、気持ちが沈みすぎないよう安定した気持ちで過ごして、適度に運動をしましょう。

邪気:燥邪(そうじゃ)

 ・陽に属する。乾燥性をもち、津液を損傷しやすい。肺を傷つけやすい。
 ・『乾燥性』=津液を消耗し、乾燥の症状があらわれる。

五臓:肺

  ・呼吸と気を司(つかさど)る
  ・宣発(せんぱつ)と粛降(しゅくこう)を司(つかさど)る
  ・百脈が集合するところ
  ・鼻に開竅(かいきょう)し、その華は皮毛にある

 大事な作用は「宣発」と「粛降」

五味:辛味

  ・発散風肝作用(体表の風邪・寒邪を取り除く)
  ・行気活血作用(気を巡らせ、血流を促進する)
  ・滋陰作用(体の陰液を補い、臓腑を滋潤する)

辛味は潤いを発散しすぎないよう、刺激的なものは避ける。

薬膳処方

「滋陰潤肺」
「益胃生津」

秋の前半 温燥には熱をとり、津液を生じさせる涼性で甘味・苦味のある食材を摂るとよい。
秋の後半 涼燥には寒気を除くよう温性で辛味・酸味のある食材を摂るとよい。

薬膳食材・中薬

「滋陰潤肺」百合根、いちご、牛乳/麦門冬、枸杞子、黄精
「益胃生津」銀耳(白木耳)、鴨肉、牛乳石斛、沙参

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