国際薬膳師の試験に向けての勉強内容と期間をまとめてます。
国際薬膳師。
私は本草薬膳学院の学生でした。中医薬膳師はコースを卒業すれば資格が付与されます。
その先は試験を受けて国際薬膳師の資格を得ます。現在は日本国際薬膳師会が認定となり、資格としても大事ですが、その勉強過程がとても良い経験となりました。
私は中医薬膳師コースの卒業レポートを提出したのが、1月中旬。そこから少し勉強を始め、2月中旬には卒業レポートの再提出を終え、合格しました。本格的に試験勉強を始めたのは2月中旬。3月中旬にある試験対策の問題にはまったく答えられず……というほど理解していませんでした。
その私、無事に国際薬膳師になることができました。
試験勉強について、自分が行ったことを書いて行こうと思います。
参考になれば……
まず、問題集があります。本草薬膳学院発行のものになります。
試験は
2日間にわたって行われます。薬剤師国家試験以来でなかなか辛いです。
8科目(中医基礎学・中医診断学・食材学・弁証施膳・中薬学・中医営養薬膳学・中医内科学・方剤学)を2科目ずつ、午前午後と分けて行います。
当日の様子はこちらに書いてあるので、参考にして下さい。
とにかく私は1月中旬から問題集を開きました。
1月中旬~3月初め
1月中旬に問題集は開きましたが、その後卒業レポートの再提出もあり、本格的に試験勉強が始められたのが2月13日です。
まず、問題集は穴埋め問題が主です。施膳の部分は文章となりますが、それ以外は穴埋め形式です。
時間もないため、問題集そのまま覚えよう計画としました。
そのためには問題集を何度も繰り返すこととなると思い、答えをすべて青シートで隠れるように問題側に書き写しました。意外と時間かかります。
書き写している間になんとなく出る内容は把握できたかな。
問題集を見直しながら、知らない生薬を少しまとめようとします。(すぐ挫折します)
余談ですが、私が学生だった頃は赤シートか緑シートでした。赤シートなら、書く文字は赤かオレンジ、もともと書いてある文字を消すには緑マーカーを引くと赤シートをかけると文字が消えて覚えられる。というもの。緑シートはその逆ですね。
現在の暗記法を調べたら青シートなるものが出てきていて、青のほうが脳が集中できるそうです。
青シートを使うときは書く文字は水色、もともと書いてある文字を消すにはオレンジマーカーです。
私はオレンジマーカーを使う機会はなかったのですが、青シートは赤や緑に比べて目に優しい感じがして、水色文字もすこし見にくさはありますが落ち着きます。オレンジマーカーなら書いてある文字も見えるので、青シート使いやすいです!
暗記ツールも進化してますねぇ。
3月初め~中旬
とにかく答えをすぐ確認できるようにしておいてから、本格的に暗記に入りました。
勉強をする中で、私はほとんど理解しないままでいたことがわかりました。
表面上の単語の意味などは分かるのですが、つながりなどはわからない。本質が分かっていないことを自覚させられました。
教科書を読み返しつつ、ほぼ丸暗記で挑みます。
ほかにスマホの単語アプリに分類ごと、食材、生薬の特徴を表にして、裏は食材、生薬の名前などにして単語帳を作りました。
毎日の通勤に見ていましたが、食材毎は覚える量が多くなり、問題集が効能→食材を書くとなっているため、効能から聞かれるとなかなか覚えられないので時間がある方には良いかもしれません。ただ施膳の際に食材からどういう効能だったかなと検索するには役だったので、完全に失敗ではありませんでした。
3月8~10日 試験対策講座
一カ月前に対策講座が開かれます。
3日間あり、8科目を振り分けられていますが、
仕事の関係もあり2日目午前の中医診断学と3日目午後の施膳を受けました。
事前に模試みたいなのが届き、解いておいてください。とのこと。
解いてみたけれど、ほぼまったくわからず。
ZOOMでの講義ですが、満点だった方もおられたようでして。
私のやばさを痛感。あと一カ月で何とか仕上げるしかないと焦る。
あとやはり講義を受けるとより深く知識を得られますね。
試験1週間前(4月6~7日)
試験前週の土日が休みだったので、腰を据えて勉強しました。
ほぼ覚えていないし、理解できていないことを知ります。もう1週間。。
やっと気虚→陽虚へと発展することや弁証部分の症状などをうろ覚え。
特徴的な症状を覚えていくが、似た症状多いことに苦戦。それでも選択肢のなかからこの症状はこの証。というものを見つけ出して、覚えていきます。
試験3日前(4月10日)
最後のお休み。
施膳の勉強が全くできていなかったので、午前中に四季の特徴をまとめて施膳し、問題集にある証についての施膳をしました。基本的には卒論レポートで作ったものを覚えようとしましたが、午前中に卒論で作ったけれど問題集の証と合わないものは即興してつくっていましたが、午後遅くに小テストで作っていたことに気づきました。
つまり問題集にある施膳は小テストと卒論レポートで作っています。
そして、小テストを振り返りつつ、問題集をやり直し。
これ、小テストをきちんとやってくれば、こんな直前に詰め込むことないんだなと実感します。
あまり理解が追いつかずに卒業してしまったことを痛感しました。
試験2日前(4/11日)
全体的に見直し。全部はできないので、何度もまちがっていたところだけ振り返ります。
やっと分類毎に食材と生薬を5個ずつ書き出して、覚えようとしました。日をまたいでしまった。
試験前日(4月12日)
1日目試験範囲を見直します。
とにかく施膳ができなさそう。分類分けした食材と生薬を覚えるのをもっと早くすればよかったと思いました。薬学で勉強した生薬はすこし知っているものの、分類として覚えていなかったのでなかなか苦戦します。
とりあえず、問題集の該当部分を見返しました。
試験1日目(4月13日)
テスト直前まで1日目午前の復習をしながら、ちらちら分類分けした食材と生薬を五個ずつ思い返していました。
お昼休み
分類分けした食材と生薬を何回か思い返す。(が、あんまり浮かばない)
四季と問題集にある症例の特徴や施膳に使う食材を見返しました。
終了後(家に帰って)
方剤学の含有生薬を覚えなおします。(私は生薬の頭2文字くらいを取って、紙に書いていき丸暗記です。)
中医薬膳学は試験対策を受講していたので、それも見返す。
とりあえず、早く寝る。
試験2日目(4月14日)
テスト直前まで問題集から勘で出そうな問題を中心に見返します。
お昼休み
方剤学の含有生薬を思い返します。
以上、私の試験勉強の過程でした。
書いてみましたが、全くおすすめできない丸暗記でした。
ただこの短期間でも合格はできるということはお伝えできるのではないかと思います。
この短い勉強期間にはもっと深く知りたいという欲求やいままで理解できてなかったことへの自覚をもてたことは試験を受けた意味があったと思います。
幅広い範囲ではありますが、試験を受けることでさらなる理解を得られることは間違いないので受けてみることをお勧めします。
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